摂食障害、読んで字のごとく「食事摂取にまつわる障害」です。
大きく分けると、拒食症(Anorexia nervosa)=食べない病気と過食症(Bulimia nervosa)=食べ過ぎる病気です。原因についてはいろいろなことが言われてきましたし、今も言われています。いろんな人が、いろんなこと言って、いろんな治療をしていますが、治りにくかったり時間がかかったりします。医者、専門家と言われる人たちは「よくなった方」の例ばかりあげる傾向があります。今、病気の渦中にあって混乱している方に、回復の希望をもたせるためなら何の問題もありません。しかし、よくなった人のことしか論じないとしたら大問題ですよね。私の印象では、病院に行かなくてもよくなる人、誰が関わってもよくなる人、ある人が関わったことでよくなる人、誰が関わってもよくならない人がいて(あたりまえか)、自分が関わったことでよくなったのかどうかは最後までわからないと思っています。それに、この病気で病院にかかっている人はどれくらいいるのだろう、きっと病院に行かない人がいっぱいいるんだろうなと思っています、これは調べようもないので何人にもわからないことでしょうが・・・・。非常に予後が悪く、米国では5−20%も死亡率があって、専門の医師でないとはじめから治療に対して諦め気味のように言われますね。でも私の印象では、死亡率はそんなに高くないと思いますが前述したように、全体像を見れていないのでなんともいえません。しかし、考えてみれば、もしその死亡率が本当なら、そして罹患率も若い女性の1000人に1人とか、へたすると100人に1人とかなら、その年齢でのただ事ではない致死的疾患ということになる。それならば、政府や医学会はそうとうなエネルギーを、その対策に投じなければならないはずですよね。でも実際はどうか・・・。医師の中にさえ、わがまま病で、自殺と一緒だと考えている人もあるくらい正しく認識されてはいないのではないかな。 以下に、私の治療に対する考え方を載せておきます。興味がある人は見てくださいね。
よりよい治療のために  
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